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お知らせ

2009年2月23日 『理学療法士ナビ』サイト開設

ニュース『変わります! 専門理学療法士制度(第4報)』

先の報告では,第4報において「新制度移行へのタイムテーブル」をお示しする旨予告しましたが,予定を変更して新制度移行の前提となる「履修ポイント」について説明させていただきます。
 現行の専門理学療法士認定制度1)においては,「生涯学習システム生涯学習基礎プログラム(以下,基礎プログラム)」の履修をその認定要件の一つとしています。ご存じのようにこれは,協会の定める一定の学会や講習会等への参加,あるいはそこでの発表を履修単位とし,5 年間で10 単位以上を履修するというものです。
 新制度においては,現行の「協会の定める一定の学会や講習会等への参加,あるいはそこでの発表を履修単位とする」点は踏襲されますが,いくつかの点で相違があります。現行制度との相違は,以下のとおりです。

・呼称を「単位」ではなく「ポイント」とする
・履修ポイントを取得可能な研修活動を拡大する
・専門領域・認定分野に共通の履修ポイント数以外に,各領域・分野に応じた必須の履修ポイント数を定める

1.呼称を「単位」ではなく「ポイント」とする
 「生涯学習システム」においては新人教育プログラムも基礎プログラムも研修活動の実績を「単位」と呼称していました。新制度においてはこれを「ポイント」と呼称します。そしてあらかじめ定めた「ポイント」の合計が必要数を満たした場合に,認定理学療法士・専門理学療法士の資格申請が可能となります。

2.履修ポイントを取得可能な研修活動を拡大する
 履修ポイントが取得可能な研修活動として,以下があげられます。
 
1) 学会参加
2) 講習会・研修会等受講
3) 論文発表
4) 学会発表等
5) 講習会・研修会等講師
6) 大学院等の履修単位の読み替え
7) 臨床実習指導者としての業績
8) 公的機関の定める資格
9) 新人教育プログラム修了

 基礎プログラムにおける履修単位を基とし,これを拡大したものであることがお分かりいただけるかと思います。なお,基礎プログラムの履修単位と専門理学療法士・認定理学療法士資格取得のための履修ポイントの整合性に関しては,今後学術局で議論を進め調整していきます。
 上記のうち,1)〜5)については,基礎プログラムにおける履修単位と同様に考えていただけると思いますので,説明は省かせていただきます。新制度において追加された6)〜9)について簡単に説明します。

1〜5) 省略

6) 大学院等の履修単位の読み替え
 大学院や大学の科目履修等,理学療法士免許取得後に履修した科目の単位を履修ポイントとして読み替えます。読み替えにあたっては当該の大学の単位を協会で認証する必要があります。現在のところ,この読み替えでは現行の講習会・研修会等受講では履修の難しい研究方法論(統計学を含む)・教育論・倫理論等を想定しています。また将来は大学院や大学等の履修証明制度2)を利用して履修ポイントの多くを取得可能とすることも考えられます。

7) 臨床実習指導者としての業績
 これまでの生涯学習システムの中では考慮されていませんでしたが,新制度においては臨床実習指導者としての活動を,後進の育成・指導に関わる業績として認めようと考えています。さらに長期的には,協会による養成校認証(仮称)とリンクした業績証明が必要であると考えています。

8) 公的機関の定める資格
 理学療法士に関わる健康・保健医療分野における資格取得を履修ポイントとして認めます。当該の資格としては,「健康運動指導士」「介護支援専門員」「アスレティックトレーナー」「3学会合同呼吸療法認定士」「心臓リハビリテーション学会心臓リハビリテーション指導士」「日本糖尿病療養指導士」等,各専門領域研究部会が認定したものを想定しています。

9) 新人教育プログラム修了
 新人教育プログラムの修了は,専門領域への登録,また認定理学療法士・専門理学療法士資格取得のための絶対条件ですが,卒後研修の一環でもありますので初回に限りこれを履修ポイントとして認めることを考えています。

 この他に学会演題や論文の査読者・JAPTEDなどへの協力も履修ポイントとして検討中です。また一定の条件を満たした病院・施設を「理学療法士研修施設」として認証し,そこでの研修を履修ポイントとすることも検討しています。

3.専門領域・認定分野に共通の履修ポイント数以外に,各領域・分野に応じた必須の履修ポイント数を定める
 専門分化を考えた場合,各領域・分野に応じて必要な知識・技術は異なります。今後は講習会・研修会等のテーマに応じて(例えば「呼吸理学療法の実際」であれば,内部障害系理学療法専門領域の必須ポイント),また分科会学会の運営部門に応じて(例えば「神経系理学療法研究部会学術集会」であれば,神経系理学療法専門領域の必須ポイント)といった履修を行うことを考えています。

1) 日本理学療法士協会生涯学習システムガイドライン
  http://wwwsoc.nii.ac.jp/jpta/03-member/shougai_gline.pdf (URLは2009年1月9日現在)
2) 大学等の履修証明制度について
  http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shoumei/index.htm (URLは2009年1月9日現在)

4.第2報の一部訂正
 第2報の中に、専門理学療法士申請の道のりとして、2つ以上の認定理学療法士を取得することが必要という図中の説明がありました。これは、新制度の審議過程において必須事項ではないということになりました。新人教育プログラム修了後、最短5年で直接専門理学療法士の申請ができるということです。訂正をさせていただきます。